どこかに向かうらしい話

迷走エンジニアの放浪記

Oracle Database 12c を CentOS7にインストールしたときの備忘録

インストール手順は、以下のサイトを参考に行った。

CentOS 7 : Oracle Database 12c : インストール環境の設定 : Server World

その際のインストール時の備忘録として記載する。

インストールパッケージについて

インストール要件にkshがあるが、これに対応するパッケージはpdkshである。
これは実際には、mkshをインストールすることにより、pdkshがインストールされる。

# yum search pdksh
読み込んだプラグイン:fastestmirror, langpacks
Loading mirror speeds from cached hostfile
 * base: ftp.iij.ad.jp
 * extras: ftp.iij.ad.jp
 * updates: ftp.iij.ad.jp
===================================================== 一致: pdksh ======================================================
mksh.x86_64 : MirBSD enhanced version of the Korn Shell

Oracle Database 12c インストール時の文字化け

Oracle Database 12c をインストールするとき、文字化けが発生し、日本語が「□□□」になった。

対応方法は、

  • 端末から「export LANG=C」と入力して、英語でインストールする。
  • jreの場所を直接指定してインストーラを起動する。

JREは /usr/lib配下にあるので、以下のように検索を行う。

$ find /usr/lib -name jre

そこで出てきたPATHを指定してrunInstallerを起動する。

$ ./runInstaller -jreLoc /usr/lib/jvm/java-1.8.0.71-.b15.el7_2.x86_64/jre

これで日本語でインストーラが起動する。

「PRVF-0002:ローカル・ノード名を取得できませんでした」のエラー

/etc/hostsファイルに、自ホスト名を追記すればOK。
自ホスト名が「ora12c」とする場合は、以下のようになる。

127.0.0.1   ora12c localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4
::1         ora12c localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6

DBCAでも文字化けが発生

DBCAでも、文字化けが発生し、日本語が「□□□」になった。

対応方法は、

  • 端末から「export LANG=C」と入力して、英語でDBCAを起動する。
  • ${ORACLE_HOME}/bin/dbcaのJRE_DIRをOS標準の日本語フォントに対応したjreに書き換えてDBCAを起動する。

JREは /usr/lib配下にあるので、以下のように検索を行う。

$ find /usr/lib -name jre

そこで出てきたPATHを指定に書き換える。

(71行目)
# JRE_DIR=/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/jdk/jre
JRE_DIR=/usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk-1.8.0.65-3.b17.el7.x86_64/jre

そして、DBCAを起動する。

$ dbca

これで日本語でインストーラが起動する。

おまけ

Oracleが公表してるガイドは以下のものがある。

http://www.oracle.com/technetwork/jp/database/enterprise-edition/documentation/db121linux-x64-ja-v10-1984264-ja.pdf