どこかに向かうらしい話

迷走エンジニアの放浪記

CentOS7 on VirtualBoxベースマシン構築手順

はじめに

ローカルでしか使わないVirtualBoxのベースマシンを構築する最小限の手順を残す。
※あくまで外部からは入れない前提のマシンであり、構築手順を確認するためだけに用いることが目的であることを強調しておきます。

(なぜか何度か作るんだけど、毎度忘れるのもあって、いったん手順しとくべの精神です…)

構築物の概要

  • OSは最小パッケージ
  • ネットワークの設定を都度変えられるようシェル(/sbin/aaa)を用意する
    (家の環境は10.0.0.0/8であり、ネットワークデバイスも場合によっては変わるので、そこはスクリプトを適宜あわせなおす)
  • SELinuxとfirewalldは無効にする
  • 作業はrootでする。
    ただしユーザuser01は作っておき、必要に応じてsudoはできる状況は構成しておく。

導入手順

CentOS7の初期導入

最小インストールをする。

SELinuxとfirewalldの無効化

以下のお決まりのコマンドで。

# sed -i -e "s/^SELINUX=enforcing$/SELINUX=disabled/g" /etc/selinux/config
# systemctl disable firewalld.service

ネットワークの設定変更シェルの配置

/sbin/aaaを作成する。

#!/bin/sh

nmcli c modify enp0s3 ipv4.addresses $1/8
systemctl restart network

パーミッションを変更する。

# chmod 755 /sbin/aaa

sudoの設定

グループwheelに属していれば、sudoできるように初期設定されている。
そのためuser01をグループwheelに属するようにしてあげる。

# usermod -G wheel user01

使いかた

これをベースイメージにして、都度クローン→ipアドレス/sbin/aaaで変更という感じで使う。

10.0.0.100に切り替えたいときは、以下の通りスクリプトを走らせればOK。

# aaa 10.0.0.100